【モンハンワールド】ブログ小説⑪

上位ジュラトドス#24

荒地の湿地帯。川の水と荒地から運ばれてくる砂により水と泥が混じり合う水辺に花を咲かせる植物が一面を彩る。その場所を更に下流に進むと、そこには、泥水が支配する開けた水辺が現れる。その地を好む咬魚ガライーバが、あちらこちらで泳ぎ回る中、一際大きい背びれが泥水の深い所で泳ぎ回っている。泥水に入れば、進むときに水面にできる波紋によって気付かれてしまう。ハンターは壁沿いに出来たわずかな陸地を、奴に気付かれる事のない様に、背びれに向かって慎重に歩みを進めて行く。やがて、泳いでくる背びれが、接近して来たのを見計らい、武器を手に、走り出したハンターは、泥水の中へ足を踏み入れてゆく。水面に波紋ができ、不自然に出来た波紋に固まった泥の付く頭が振り返る。その間にも歩みを進めていたハンターは、傍らまで近づいた頭部に、渾身の一撃を放つ!その一撃に頭部に付く固まった泥は割れ、泥水に吸い込まれるように落ちてゆく。むき出しになった頭部は、ハンターに狙いを付け、勢いよく泳いでくる!まとわりつく泥水に移動が制限される中、間合いを取っていたハンターは、泳いでくる頭部を寸前でかわすと同時に身体を翻し、傍らを泳ぐ胴体に、力強く振り切られた武器の矛先が当たる!その衝撃に身体に付く泥の一部が剝がれ落ちる。むき出しになった鱗をちらつかせながら、泳ぎ切った向こう側で方向転換した泥魚竜は、身体を起き上がらせ、ハンターに狙いを付けると、身体をのけ反らせ、口いっぱいに溜めた泥を一気に吐き出す!その勢いよく吐き出された大量の泥の塊に、回避する為走り出すが、腰まで浸かった泥水に脚を取られ、素早く動く事が出来ない。次の瞬間、振り向いたハンターの視界を覆いかぶさる様に、大量の泥の塊が全身を呑み込む!水面に激しく叩きつけられた様な痛みと、呼吸ができない圧迫感に襲われながら、水底に引きずり込まれる!その恐怖に、もがき、苦しみながら、泥から這い上がってきたハンターの視界に、勢いよく泳ぎ迫ってくる泥魚竜の姿が映る。このままでは、直撃してしまう!何とか回避しようと身体に力を入れ、動こうとするが、先ほどに増して身体の自由が利かない!その異変に、身体に目を向けると、泥の塊が肩の高さまで全身を覆っていた。どうにもできない状況に、振り返るハンターの目の前に、硬い鱗で覆われた頭部が映る!次の瞬間、激しくぶつけられた頭部に、勢いよく突き飛ばされた身体は、全身の激しい痛みと共に後方の水面に、大きな音を立て、呑み込まれる!度重なる痛みに耐えながら、水面から立ち上がったハンターの視界に、また勢いよく泳いでくる泥魚竜。完全に奴のペースだ。このままでは、倒されてしまう。だが、ここであることに気付く。泳いでくる魚竜の後ろには、盛り上がった小さな陸地の様な物が沢山できている。これは、泳ぐときに尾ビレが水底の泥を大きく搔き分けながら、進む為できる。これを利用できれば。幸い、突き飛ばされた事で、浅瀬に立っていたハンターは、泳いでくる泥魚竜を視界に捕らえながら回り込む様に走り出す!その姿を追うように泳ぎ出した魚竜は、距離を詰めてゆく。出来たばかりの小さな泥の陸地を走り出したハンターに狙いを付け、飛びかかる様に勢いよく泳いできた頭部を、陸地を渡りながら寸前で、かわしたハンターは、陸地の途切れ目から勢いよく跳躍し、鱗の並ぶ頭部に向かって武器の矛先を勢いよく振り下ろす!その凄まじい衝撃に、飛び上がるように勢いよく泥水から出てきた泥魚竜は、泥水をまき散らしながら水面に横倒れになる。ハンターは、この好機に傍らで、もがく頭部を目掛けて、渾身の一撃を幾度どなく浴びせてゆく。放たれる連撃に硬い鱗もどんどん剥がされてゆく。よろけながらも立ち上がった魚竜は、怒り、激しく威嚇すると、泥水に潜り、身体をかき回す様に泳ぎ始める。すると、水底の泥が身体に、まとわり付き、全身を覆う。荒地の湿地帯。泥水が支配する開けた水辺で、再び泥の鎧に身を包む泥魚竜が、侵入者に襲い掛かる!

上位リオレイア#25

荒地にある小さな森。その地を好む、緑色の甲殻に身を包む飛竜は、大きな翼を羽ばたかせ、木漏れ日が差し込める空から降りてくる。着地すると同時に巻き起こった風が森を吹き抜け、草花を揺らす。その風を茂みで感じながら、改めて視線を戻した先で、ゆっくり歩き出す力強い脚に向かい、茂みを飛び出し、武器を手に走り出すハンター。物音に気付き、予測通り振り向く緑色の頭部に合わせ、ハンターは、渾身の一撃を放つ!頭部に当たる突然の衝撃に、後方に跳躍した雌火竜の頭部を矛先が、かすめる。武器をしまうと同時に駆け出し、距離を取り始めたハンターを視界に捕らえた雌火竜は咆哮を上げる!咆哮の範囲外まで間合いの取れていたハンターは、雌火竜を回り込む様に走り出す。その動きに勢いよく突進を仕掛ける雌火竜を寸前でかわすと同時に体勢を翻したハンターは、武器を出す勢いを利用して矛先を胴体に叩きつける!衝撃を受けるも通り過ぎた先で、方向転換した火竜は、視界の先で近づいて来るハンター目掛けて、燃え盛る火球を吐き出す!その直線的な炎に身体を斜め前方へ前転し、かわしたハンターの視界にもう一度吐き出された燃え盛る火球が襲い掛かる!前転し終わらない間に、吐き出された火球に、立ち上がろうとした全身を一瞬で炎が包むと同時に、身体に触れ、激しく爆発した衝撃に、後方に勢いよく吹き飛ばされる!その激しい痛みと全身が燃え盛る炎に包まれながら、地面に転がった身体は、その激しい痛みと炎に耐えながら、何とか立ち上がる。連続で吐かれた燃え盛る火球に、周りの草木が燃え揺れる。身体に付く炎を振り払いながら、走り出したハンターに狙いを付け、火球を吐き出そうと身体をのけ反らせる動きを見せる。あの動きは先程の連続業火球だ。そう考えたハンターは大きく円を描くように走り出す!次の瞬間、吐き出された火球は、直線的に勢いよく飛んでくる!距離の取れていたハンターは、走りながらかわすと、飛んで行った先で地面が吹き飛ぶ音が聞こえると同時に正面からは、燃え盛る火球が近づいてくる!ハンターの読みは正しかった。その火球を斜め前方に前転しながら、寸前でかわした傍らで、反対側に向けて火球を吐き出す雌火竜の頭部が映る。武器を握り締めたハンターは、火竜の頭部を目掛けて渾身の一撃を放つ!その凄まじい衝撃をまともに受け、怯む頭部にもう一撃を叩き込むと、すぐに武器をしまい、間合いを取り始めるハンターを鋭く睨み、雌火竜は怒りの咆哮を上げる!新大陸の荒地にある小さな森。火竜の口から連続で吐き出された燃え盛る火球は、狭き森を炎の海へと変える。咆哮から逃れることの出来たハンターと雌火竜は再び向き合う!

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