【モンハンワールド】ブログ小説⑲

リオレウス亜種#40

龍結晶の地。噴煙が上がる空が覗く、洞窟にある火山地帯。壁際からあふれ出してくる溶岩は小さな滝の様にも見える。熱気の充満する開けた場所で、蒼き甲殻に身を包む火竜は、大きな翼を休め佇む。空が顔を出す斜面を滑り降り、その地に足を踏み入れたハンターは、視界の先で蒼き翼を休め佇む火竜の姿を目撃する。武器を手に走り出したハンターに向き合った蒼火竜は、現れた侵入者を鋭く睨み、咆哮を上げる!火山地帯に響き渡る咆哮は、噴煙の上がる空へと通り抜けてゆく。視界の先で放たれた咆哮を肌で感じながら、回り込む様に走り出したハンターに、詰め寄る様に近づいてきた蒼火竜は、傍らに立つハンターに向けて蒼く染まる尻尾を力強く振り回す!近づいてくる尻尾に対し、前転した身体は、勢いよく振り回された尻尾の下を潜り抜け、身体ごと回転させていた、蒼き頭部が振り戻ってくる姿に向けて、矛先を合わせる。だが、頭部に叩き付けられる寸前で、口から勢いよく吐き出した業火球の地面にぶつかる反動を利用した蒼火竜は、矛先をかわすと同時に地面を蹴り、跳躍した身体は宙を舞い、空中で蒼き翼を大きく羽ばたかせる。ハンターの目の前で地面にぶつかった業火球は爆発を起こし、地面を弾き飛ばす!直撃は逃れられたが、弾け飛ぶ爆発に巻き込まれ、地面を転がる。立ち上がった視界の先から、勢いよく飛びかかってくる鋭い爪が視界に映り込み、とっさに真横に転がる。鋭い爪は傍らを通り過ぎ、その勢いに熱風が防具の隙間を通り過ぎてゆく。反撃に転じようと振り返った目の前に迫る勢いづいた鋭い爪は、ハンター胴体を貫き、引き裂き飛ばす!考える間もなく空中へ投げ出された身体は、胴体に走る激しい痛みと共に勢いよく弾き飛ばされ、落ちた先の地面を転がる。痛みに耐えながら立ち上がろうとする身体に、異なる痛みがハンターを襲う!それは、蒼火竜の鋭い爪が持つ、火竜の毒だった。胴具を貫通して来た鋭い爪は、胴体に突き刺さり、爪先に着く毒を貰ってしまったのだ。傷の痛みと毒の痛みに蝕まれ、よろけながらも立ち上がったハンター。隙のない空中からの連続攻撃、空の王者以上の猛攻撃に、圧倒されてしまう。このままでは遅かれ早かれ倒されてしまう事は目に見えている。焦る気持ちを抱きながらも、空中で羽ばたく蒼火竜を視界に捕らえながらハンターは壁に向かって走り出す!追ってくる蒼火竜は、ハンターの背中目掛けて勢いよく飛びかかってくる!タイミングを見計らい、真横に転がって回避したハンターの傍らを通り過ぎた蒼火竜は、勢いを殺せず、その先にある壁にぶち当たり体勢を崩す。身体を翻したハンターは、その姿を目に、構えた武器を勢いよく叩きつける!武器の矛先は鋭い爪を叩き抜け、その衝撃によろけるが、すぐに体勢を立て直した蒼火竜は、傍らに立つハンターを見下ろし、怒りの咆哮を上げる!噴煙上がる空が覗く火山地帯。激しい咆哮を傍らで受け、身動きの取れたくなったハンターを、空中からの激しい猛攻撃が幾度となく襲い掛かる!

爆鱗竜バゼルギウス#41

龍結晶の地。噴煙上がる大空が見渡せる開けた高所。溶岩の冷え固まった地面からは、あちこちから小さな結晶が連なり生え揃う。大空から降りてくる巨体は、巨大な翼を大きく広げ羽ばたき、ひし形の様な鱗に覆われた頭部と尻尾の下には沢山の黒々とした果実の様な鱗がぶら下がる。巨大な羽ばたきに、開けた高所を暴風が吹き抜け、降り立った巨大な脚は地面に生える結晶達を砕いてゆく。岩陰からそれを見ていたハンターは、武器を手に巨大な後ろ姿に向かい、走り出す!地面を駆ける脚具が、小さな結晶を砕いていく音を聴き、巨体の頭部がゆっくりと振り向く姿に、地面を転がり、懐に潜り込んだハンターは、巨体の視界に捕らわれる事なく、音の異変を感じ、周りを見渡す頭部を下から突き上げる様に、勢いよく矛先を叩き上げる!顎下に叩き上げられた矛先は、たわわに実る黒々とした果実の様な鱗を激しく揺らし、千切れた無数の果実はボトボトと音を立て地面へと落ちてくる。突然走る下顎の痛みに、後方へ跳躍した巨体は、着地し見下ろした視界に現れるハンターに向けて激しい咆哮を放つ!噴煙の空へ響き渡る程の激しい咆哮は、大地を揺らし、回避しようと走り出したハンターの脚を竦ませる。だが、それだけでは済まされ無かった。咆哮に竦むハンターの足元に散らばり落ちた、黒々と染まる爆鱗竜の鱗が、咆哮の衝撃を受け、一斉に赤々と発光し出す。次の瞬間、発光した鱗は爆発する様に一斉に弾け飛ぶ!いくつもの爆発を同時に受けたハンターは、その凄まじい衝撃に、宙を舞うと同時に全身が千切れる様な激しい痛みに襲われ、吹き飛んだ先の地面を転がる。爆発の範囲は狭いが、その一つ一つは凝縮された爆弾の様な破壊力を持ち、それを無数に受けたハンターは、全身がバラバラになる様な痛みに、歯を食いしばりながら、這い上がる様に立ち上がる。こんな凄まじい破壊力の爆弾は、何度も喰らえる様な物ではない。慎重に立ち回らなければ、一瞬にして命を奪われる事だろう。思わず息を呑んだハンターの視界の先で突進を始めた爆鱗竜が勢いよく突っ込んでくる!とっさに転がった傍らを通り過ぎた巨体は、大きな脚で力強く立ち止まると、尻尾を勢いよく振り上げ、後方で立ち上がったハンターの頭上で尻尾を震わせる。すると尻尾の下に付く黒々とした果実がハンター目掛けて落ちてくる。それを見たハンターは、さっき起った状況を思い出し、離れようと勢いよく駆け出していく!その直後、振り下ろされた尻尾は、落ちてゆく黒々とした無数の果実を叩き抜け、触れた果実は赤々と発光しその場で爆発すると同時に飛び散ってゆく!それよりも一歩早く動き出していたハンターは、寸前でかわした身体を翻し、視界に捕らえた頭部に矛先を振り切ろうとするが、振り向いた首元から落ちてくる黒々とした果実に、攻撃の手が止まる。その姿に巨体は、のけ反った身体を勢いよく叩きつけてくる!大振りな体当たりに対し、地面を転がった身体の上を巨体が勢いよく通り過ぎてゆく。だが、全身の振られた勢いに、黒々とした果実がまた降ってくる。大きな股下を潜り抜け、巨体の後方に出てくるハンター。攻撃しようにも落ちてくる無数の時限爆弾に手も足も出ない。何か別の方法を考えなくては…そう思い、もう一度爆鱗竜に向き直したハンターは、ある事に気が付く。前よりも、ぶら下がる果実が、明らかに少なくなっている。それは、無数に生える果実にも限りがある事を現していた。なら方法はただ一つ!後方に立つハンターに振り上げた尻尾から黒々とした果実を落としてゆく。それをかわしながら爆鱗竜に回り込む様に走り出したハンターは、側面に立ち止まり攻撃を誘う。その姿に巨体を大きくのけ反らせ、体当たりを放つ爆鱗竜は、大きく振られた身体に付く黒々とした果実を大量に落とす。大振りな攻撃を転がりながら易々とかわしたハンターは、顎下を横目で確認する。すると、始めはたわわに実っていた果実が、今は数えられるだけしかぶら下がっていない。今なら千切れ落ちてきたとしても、簡単にかわせる。ハンターは、この好機に、振り向く頭部を目掛けて武器の矛先を力強く振り下ろす!矛先は、巨大な頭部を激しく叩き付け、地面に叩き付けられた頭部は、結晶を砕き飛び散らせる!手ごたえを感じ、よろける姿に持ち直した武器を振り上げ、もう一撃を放つが、体勢を立て直そうと動く頭部をかすめ抜け、地面を叩きつける。ハンターは、持ち直した武器を手に、視界を戻した目の前に立つ爆鱗竜の姿を目にし、驚く。頭部は赤々と発光し、ほとんど千切れ落ちたはずの果実は、また、たわわに実り、その色を赤々と発光させている。目の前に佇むその恐ろしい姿に、危険を感じ、離れようと走り出すハンターに向けて、爆鱗竜の怒りの咆哮が響き渡る!噴煙立ち昇る大空を見渡せる開けた大地。激しい咆哮に立ち竦むハンターの頭上から、赤々と発光した果実が次々と千切れ落ちる!

【モンハンワールド】ブログ小説⑱

爆鎚竜ウラガンキン#38

龍結晶の地。溶岩が冷え固まり作られた、開けた斜面は湾曲した壁に覆われる。大空が覗く、この場所を好む巨体は、背中には転がる事に適した柱が生え揃い、叩きつける事に適した大顎は対象物を粉々に粉砕する。斜面を滑り降りてくるハンターは、武器を手に、下った先でゆっくりと佇む巨体に向かって力強く跳躍した身体を丸めると、空中で回転を始めた身体の外側を回る武器は、それと同じ方向に大回転を始める。佇む頭部に向かって叩き付けられた矛先は、頭部から後ろ脚に掛けて連撃を繰り出してゆく。幾度となく繰り返される衝撃に、頑丈な巨体も、よろめきを見せる。揺れ動く脚に叩き付けられた連撃のトドメは、叩き抜けた先の地面を砕き、岩石を飛び散らせる!持ち直した武器を構えた視界に、体勢を立て直した巨体は大顎を振り上げる。その動作に危険を感じたハンターは、武器を腰に掛け、その場から離れようと一気に駆け出すが、傍らに、隕石の様な大顎が勢いよく落ちてくる!大顎は地面へ叩き落されると同時に地震が起きた様な凄まじい揺れを起こし、大きく砕かれた地面は、大量の岩石を勢いよく飛び散らせる!傍らで起きた大地の揺れに、脚を取られ、うずくまるハンターを砕かれた岩石の欠片が大量に襲い掛かってくる!勢いよく飛んでくる岩石の欠片を大量に浴びた身体は、弾き飛ばされ、地面を転がる。揺れが収まり、全身にぶつけられた岩の痛みに耐えながら、立ち上がった視界の先に、半球状に大きな穴が出来上がっていた。それは、溶岩が冷え固まって出来た硬い地面を、易々と破壊するだけの凄まじい威力を持っている事を物語っていた。あの攻撃をまともに受ければ、命はない。ゾッとする様な考えが頭をよぎり、思わず息を吞む。視界の先でゆっくりと持ち上がる大顎は、ハンターに向き直し、前転する様に身体を丸めると、勢いよく転がり始める!轟音を立てながら、転がり迫る巨体に対し、真横に飛び込む様に跳躍した身体の傍らを、巨体が勢いよく通り過ぎてゆく。飛び込んだ先の地面に倒れ込む様に着地した身体の傍らに、巨体から零れ落ちてきた赤々とした甲殻の塊が転がってくる。次の瞬間、その塊はハンターの傍らで爆発し、衝撃を受けた身体は、弾き飛ばされた先で地面を転がる。爆発する甲殻の塊を知り、痛みに耐え、立ち上がった視界の先で、顎を地面に叩きつけ地響きを立てながら止まる爆鎚竜の姿があった。坂の上まで転がり着いた姿に向かい、走り出したハンターは、力強く坂を駆け上がってゆく。その姿を見下ろす様にゆっくりと振り向いた爆鎚竜は、駆け上がって来るハンターに向けて、脚を軸に大きく回転させた身体に生える巨大な尻尾は、振り回される勢いに、身体に付く赤々とした甲殻の塊をまき散らす。これは先程、爆発した塊と同じ物だと分かり、落ち転がってくる塊を慎重にかわしながら駆け上がっていく。その後方で、転がり落ちていく赤々とした塊が音を立て、次々と飛び散ってゆく。回転を終え、深呼吸を始めた巨体の傍らまで登り着いたハンターは、武器を構えた勢いで力強く矛先を振り切る!放たれた矛先は、大きな脚を横殴るが、頑丈な脚はビクともしない。次の瞬間、爆鎚竜の身体から燃え盛る炎が吹き荒れる!巨体を中心に噴き出した炎は、一瞬にしてハンターの身体を包み込む!炎に包まれた身体は、勢いよく吹き飛ばされると同時に、焼かれる痛みを全身に受け、地面を転がる。燃える暑さに耐えながら、よろける身体に力を入れ、立ち上がるハンター。燃え残る炎を払い除けながら戻した視界に、身体を丸め、勢いよく転がってくる爆鎚竜の姿が映し出される。溶岩が作り出した斜面の地形で、全身に火傷を負ったハンターに、トドメを刺す様に勢いよく転がる巨体が襲い掛かる!

溶岩竜ヴォルガノス#39

龍結晶の地。熱気が充満する火山地帯を進んで行くハンターは、袋に入れてきたクーラードリンクを飲みながら、更に奥地を目指す。溶岩が滝の様に流れ出る光景が広がる奥地に辿り着いたハンターは、溶岩が冷え固まった広い足場に足を踏み入れる。黒々と固まる足場にはいくつかの大きな穴が開き、そこから赤々とした溶岩が煮えたぎる。次の瞬間、その大穴の一つが、大きな音を立て大噴火する!大量に飛び散ってくる溶岩に身体をかばいながら、戻し見た視線の先に、全身を溶岩で覆った巨大な魚竜が佇んでいた。先程の噴火は奴が飛び出して来た為に起きたものだった。足場に降り立った魚竜に向けて走り出したハンターは、物音に気付き振り返る赤々と発光した、溶岩の頭部に武器の矛先を勢いよく叩きつける!叩き付けられた溶岩の甲殻は、内側にある頭部まで衝撃を与え、のけ反る姿に手ごたえを感じ、持ち直した武器をもう一度頭部に向けて、勢いよく振り切る!だが、武器を矛先は頭部を確実に捕らえるも、鈍い音を立て弾かれてしまう。弾かれた反動に体勢を崩し始めた視界に、映り込んできた頭部を見て気付かされる。さっきまで赤々と煮えたぎる様に発光していた頭部は、一変して黒々と染まっていた。それは、冷え固まった溶岩の様に黒く硬くなっていたのだ。今度は逆にのけ反る姿になってしまったハンター目掛けて、巨体を勢いよく真横に回転させた後ろに付く巨大な尻尾が、力強くぶち当たる!全身に走る凄まじい衝撃に、弾き飛ばされた身体は、宙を舞い、転がった先の地面で止まる。防具に守られているものの、それを超えてきた衝撃に、全身が悲鳴を上げる。よろけながら立ち上がろうとする傍らを見て、硬直する。手を付いた傍らに大きな穴が口を開き待っていたのだ。大穴の中では溶岩がぐつぐつと煮えたぎっている。転がり止まるのが、あと一歩遅ければ、その中に落ちていた。そうなれば溶岩に呑み込まれ、跡形もなく溶かされていただろう。ゾッとする様な考えを巡らせながらも、震える身体に活を入れ、また走り出したハンターに向けて身体をのけ反らせ出した溶岩竜は、いっぱいになるまで膨らませた口から、赤々と煮えたぎる溶岩を覗かせる。次の瞬間、勢いよく吐き出された巨大な溶岩の塊は、ハンターを覆いかぶさる様に飛んでくる!あまりの大きさに危険を感じ、真横に飛び込む様に跳躍した身体の後ろに落ちてきた巨大な溶岩の塊は、地面と接触すると同時に爆発が起きたように破裂し、勢いよく飛び散ってゆく!距離は取れていたはずだが、予想以上の爆発に巻き込まれた身体は、地面を転がる。爆発の衝撃に耐えながら起き上がる身体を守ってくれた防具を見て、驚く。爆発により飛んできた溶岩が付着した部分は、焼ただれ、変形してしまっている。爆発の起きた中心に目線を向けると、黒々とした溶岩の冷え固まって出来ていた足場は、大穴を開き、中から煮えたぎる溶岩が顔を覗かせている。それは、溶岩竜が吐き出した赤々と煮えたぎる溶岩の塊が、一瞬にして、冷え固まって出来た足場を溶かし切った事を物語っていた。あの塊をまともに受ければ、命どころか跡形もなく消え去ってしまうだろう。息を呑み、流れ出る汗を拭いながら、走り出したハンターに狙いを付けた溶岩竜は、身体をのけ反らせ、口から赤々とした溶岩を覗かせる。溶岩が滝の様に流れ出る奥地。溶かされてゆく足場と熱気の中で、再び武器を握り締め、駆けだしたハンターに向かい、巨大な溶岩の塊が勢いよく吐き出される!

【モンハンワールド】ブログ小説⑰

上位リオレウス#36

古代樹の聳え立つ高所。大空の見渡せる開けた陸地に、夫婦で暮らす火竜は、巣を作り寄り添う。その姿を、茂みに隠れるハンターは、息を凝らし様子を覗う。しばらくすると、緑色の甲殻を持つ火竜は、大きく翼を広げ、青い空へと羽ばたいてゆく。大きく羽ばたく風圧は、周りの木々を揺らし、茂みに隠れるハンターの防具の隙間をすり抜けてゆく。餌を求め、飛び去っていく姿を見つめる火竜は、赤い甲殻に身を包み、大きな翼を休める。その姿を目にしたハンターは、茂みから勢いよく飛び出してゆく。背後から聴こえてくる物音に振り向いた火竜は、視界の先に現れた侵入者に対し、咆哮を上げる!咆哮の範囲外まで走り抜いたハンターは、身体を翻し、火竜へと走り出す!近づいて来るハンターに対し、身体をのけ反らせた火竜の口から燃え盛る炎が顔を出す。次の瞬間、勢いよく吐き出された燃え盛る火球は、急速にハンターへと近づいてくる。目の前に迫る火球に、真横に転がり、傍らを通り過ぎた先で火球は、地面とぶつかると爆発を起こし火花を散らせる。身体を起こし、視界を戻すと、そこには、大空へと羽ばたいた空の王者が、勢いよく飛びかかってくる姿が目に映る。とっさに転がった身体の傍らを、毒を持つ力強い爪が勢いよく通り過ぎてゆく。互いに振り返る姿に、円を描くように走り出したハンターを見下ろす火竜は、前方に薙ぎ払う様に炎を吐き出す!その炎の外側を回り込む様に走るハンターは、飛んでくる火花と暑さに耐えながら走り抜けた先で、空中を羽ばたく火竜の脚爪を視界に捕らえる。素早く構えられた武器は勢いよく振り切られ、矛先は脚爪を捕らえ、羽ばたく身体は、よろめきを見せる。体勢を崩す羽ばたきに向け、放たれたもう一撃は、大きな翼の片翼を突き上げる様に叩き込まれ、維持できなくなった羽ばたきに、落下する身体は地面に激しく叩き付けられる。この好機に正面へと回り込んだハンターは、頭部に向けて矛先を力強く振り下ろす!だがそれは、背後から吹き荒れる強烈な風圧に阻まれてしまう。吹き荒れる風圧に体勢を崩しながら、振り返るハンターの視界に、緑色に染まる羽ばたきが、力強く着地する。傍らに立つ緑色の頭部を見上げ、額に汗をにじませる。体勢を立て直し、起き上がった火竜と、ハンターを見下ろす緑色の頭部は、同時に激しい咆哮を上げる!古代樹の聳え立つ高所。大空に響き渡った夫婦の咆哮は、傍らに立つハンターを硬直させる。侵入者を見下ろす二頭の、息の合ったコンビネーションが始まろうとしていた。

上位ディアブロス#37

荒地の砂漠。斜面を滑り降りた先にぽっかりと口を開ける洞窟は、同じ様な穴をいくつか開ける。上層から荒地の砂が風に乗り、運ばれて来ては、堆積していく。そうして出来あがった洞窟内の砂漠には、薄暗い中、閃光羽虫があちらこちらで飛び回る。その地を好む立派な二本角を持つ角竜は、大きな脚で砂地を踏み歩く。その後ろ姿に忍び寄るハンターは、武器を手に、大きな股の下から見上げた先にある腹部目掛けて勢いよく矛先を叩きつける!乾燥した硬い甲殻に身を包む中、唯一柔らかい腹部に届いた矛先に、後方に跳躍した角竜は、見下ろした先に回り込む様に走り出すハンターに向けて高鳴り声を上げようとする!だがそれよりも早く、突き上げる様に勢いよく繰り出された矛先は、腹部を叩き上げる!柔らかい部位を襲う二度目の衝撃に、阻まれた咆哮は、うなり声へと変わる。のけ反る身体にもう一撃を振り下ろすが、体勢を立て直しながら、ゆっくりと進み始める硬い大脚を矛先がかすめ、通り過ぎてゆく。傍らで振り上げられた大きな脚に周りの砂が巻き上げられ、ハンターの視界をかすめる。目に入ってくる砂を片腕で覆いながら、薄っすらと見えてくる視界に、方向転換した二本の巨角が勢いよく迫って来る!砂煙に突き出された巨角は、地面に飛び込む様に跳躍した防具をかすめ、通り過ぎる。かすめられた防具に体勢を崩した身体は、地面を転がり砂煙が舞う。立ち上がる視界に振り下ろされた頑丈な尻尾は、舞い上がる砂を斬り、力強く叩き付けられる!考える間もなく弾き飛ばされた身体は、宙を舞うと共に激しい痛みが全身を襲い、落ちた先の地面を転がる。全身に走る激痛と朦朧とする意識の中、立ち上がろうとするハンターの視界の先で狙いを付けた巨角が猛突進を始める。やっとの事で、取り戻せた意識に、迫ってくる狙いを付けた猛突進。かわそうとした所で、詰め寄られた巨体と、狙いを付けた猛突進を回避できるだけの距離を取れる様な状況ではない。このままでは、確実に突き飛ばされてしまう。命の保障のない状況に、恐怖し、汗がにじむ。焦りながら周りを見渡した薄暗い視界に、閃光羽虫が飛び回る。それを目にし、ハンターは、ある事を思いつく。あれを試してみるか、いや、あの方法しか残されていない!迫りくる突進を視界に捕らえながら、走り出したハンターは、近くで飛んでいた閃光羽虫に触れると同時に目を閉じる。触れた手先を中心に薄暗い洞窟が一瞬にして激しい閃光に包まれる!ハンターを追っていた瞳は、目の前で放たれた激しい閃光に視界を奪われ、コントロールを失った巨体の大きな脚は絡み合い、巨角は前のめりに倒れながら地面をえぐり滑り、大量の砂粒を巻き上げながらハンターの傍らを滑り抜けてゆく。傍らを通り過ぎてゆく轟音と砂粒が肌に当たる感触の後、ゆっくりと目を開けた視界に、横倒れ、もがく巨体が映し出されてゆく。武器を手に、走り出したハンターは、もがく頭部に向かって武器の矛先を勢いよく叩き下ろす!その凄まじい衝撃をまともに受けた片角は勢いよく吹き飛ばされ、叩き抜けた矛先が、地面の砂を舞い上げる。武器を持ち直し、戻し見た視界に、立ちはだかる様に立つ巨体に付く瞳は、片角を折り飛ばしたハンターを見下ろし、激しい高鳴り声を上げる!洞窟へ風が運んできた砂が堆積して出来た下層の砂漠。薄暗い洞窟の中、片角を折られた角竜の、怒りの猛攻撃が始まる!

【モンハンワールド】ブログ小説⑯

上位レイギエナ#34

陸珊瑚の台地。高所に暮らす飛竜は、美しい翼を大きく広げ、大空を見渡せる開けた陸地へと降りてくる。大きな羽ばたきに、砕かれたように細かい珊瑚の砂粒が舞い上がり、降り立った台地を鋭いかぎ爪が、踏み歩く。海藻の様な草陰から飛び出したハンターは、武器を手に、勢いよく走り出す!珊瑚の砂を蹴り、近づいて来る足音を聴き、振り向く頭部に、力強く矛先を振り下ろす!だが、その一振りは、後方に跳躍した頭部をかすめ、武器の矛先は地面を叩きつけ、珊瑚の砂を舞い上げる。鋭い眼光がその姿を捕らえ、激しい咆哮を放つ!高鳴り声は珊瑚の台地に響き渡り、正面に立つよろめく姿に、跳躍した身体は空中で回転を始め、勢いよく突進する!加速する鋭いくちばしは、ハンターの身体を貫き飛ばし、通り過ぎた先で氷の結晶を散りばめながら、美しい翼を大きく広げ、羽ばたく。身体を貫く衝撃の後、空中へ弾き飛ばされた身体は、後方の地面を転がり、珊瑚の砂を舞い上げながら止まる。痛む身体を支えながら起き上がる視界に、翼を畳み空中で身体を回転させながら迫る風漂竜の姿が映る。すぐさま真横に転がった身体の傍らを、急加速した回転する身体が通り過ぎ、冷たい風が防具の隙間を吹き抜けてゆく。身体を翻し、通り過ぎた視界の先で、大きく羽ばたく風漂竜に向かい走り出したハンターを、鋭く見下ろす風漂竜は翼を大きく広げ、深呼吸すると身体に覆う氷の結晶を急激に成長させる。急激に成長した氷の結晶に、周りの空気は急激に冷え、ハンターの吐く息は白く染まる。大きく広げた翼は、勢いよく羽ばたくと同時に身体に付く氷の結晶を飛ばす。巻き起こった激しい風圧に急激に冷やされた地面は、一瞬にして凍り付いてしまう。異変を感じ、避ける様に転がるハンターを寸前で捕らえた凍り付く地面は、接触する脚具を凍り付かせる。凍り付いた脚具に急激に体温を奪われ、身体を震わせながらも、力強く走り出したハンターは、ついばむ鋭いくちばしをかわし、手にした武器を勢いよく振り切る!振り切られた矛先は鋭い爪を叩き抜け、その衝撃によろめいた身体は、着地すると同時に体勢を立て直す。武器を持ち直し、走り出したハンターを傍らで見つめる風漂竜は、力強く地面を蹴ると勢いよく宙返りし、視線の先にいるハンター目掛けて長く、しなやかな尻尾を勢いよく叩きつける!目の前に迫る勢いづいた尻尾に、寒さに耐えながら、地面に飛び込む様に回避したハンターの傍らに叩き付けられた地面は、えぐられた状態のまま一瞬にして凍り付く。振り返るハンターの視界に現れた、凍り付いた地面のオブジェクトは、叩き付けられた尻尾、その威力を証明する。地面に叩き付けた反動を利用し、宙返りした身体は、また元の位置へと着地する。珊瑚の砂が堆積する、大空を見渡せる開けた台地。風漂竜へと向き合うハンターは、武器を握り締め、また走り出す!周りの空気が急激に冷やされる中、ハンターの頬を一滴の汗が流れ落ちる。

上位オドガロン#35

瘴気漂う奈落の底。死体をくわえた地獄の番犬は、薄暗い開けた場所を抜け、自分の寝床へと戻ってゆく。様々な骨が重なり合う狭い通路。その奥にある開けた場所は、あちこちに地獄の番犬の食べ終えた後に残る骨が散乱している。その場所へ足を踏み入れたハンターは、大きな死体を食べる惨爪竜の後ろ姿を目にし、走り出す!薄暗い中、地面に転がる骨を踏み走り、食事に夢中になる後ろ姿の傍らを通り過ぎると血塗られた様に赤く染まる頭部が顔を出す。握りしめた武器を頭部目掛けて勢いよく叩きつける!矛先は頭部を力強く叩き付けた後、地面にぶつかりると砕かれた骨達が周りに飛び散ってゆく。頭部を走る痛みに食事を止め、ゆっくりと頭を持ち上げる惨爪竜は、武器を腰に掛け、距離を取ってゆく邪魔者を見つけ、咆哮を上げる!寝床で放たれた雄叫びは食べ残った骨達を震わせる。ビリビリと伝わってくる音を肌で感じながら、何とか範囲外まで逃げ切ったハンターは、振り返った先に立つ惨爪竜の姿を目にし、驚く。血塗られた様に赤く染まった身体は、背中から頭部にかけて、赤々とした発光し膨張している。今までに見た事のない恐ろしい姿に、思わず息を呑む。回り込む様に駆け寄って来た惨爪竜は、二層に分かれる鋭く研ぎ澄まされた爪で、勢いよく引き裂いてくる!この爪で引き裂かれると、二層に分かれる爪は身体に深い傷を残し、流れ出る血が止まらなくなってしまう。その状態のまま闘うのは非常に危険だ。引き裂いてくる爪に対し、すぐさま回避行動をとるハンターは、鋭く尖る爪を寸前でかわし、転がった身体は、傍らに見える脇腹に矛先を振り切る!だが、転がった身体を目で追っていた地獄の番犬は、それよりも早く薙ぎ払う様に、力強く嚙み付く!勢いよく噛み付かれた片腕を、不規則に並ぶ鋭い牙が防具を突き抜け、血が流れ出す。そのまま身体ごと投げ飛ばされた身体は片腕の激痛と共に宙を舞い、落ちた先の地面で、ばら撒かれた骨をまき散らしながら地面を転がる。血の流れ出す片腕をかばいながら、起き上がるハンターの視界に、壁をよじ登った惨爪竜が飛びかかってくる姿が映し出される。急降下する様に覆いかぶさってくる姿に、とっさに真横に転がった身体の傍らを通り過ぎ、着地した惨爪竜を、横目で確認するハンターの視界に、また壁をよじ登り、急降下する様に飛びかかってくる惨爪竜の姿が目に映る。すぐさま地面を転がり、寸前で回避したハンターの真横に着地した惨爪竜は、鋭い牙をむき出しにし、薙ぎ払う様に豪快に噛み付いてくる!その姿に、目の前に見える骨の散らばる地面に飛び込む様に跳躍した身体を守る防具を、勢いよく噛み付いてきた牙は、かすめながら、大きく振り上がってゆく。飛び込んだ地面の骨を散らばらせながら、立ち上がるハンターを見下ろす様に傍らに立つ地獄の番犬は、二層に分かれる鋭い爪を振り下ろす!瘴気の谷。奈落の底に広がる、食べ終えた後に残された骨が、あちこちに散らばる番犬の寝床。次々と繰り出されてゆく、全く隙の無い猛攻撃に、ハンターは急速に追い詰められてゆく。片腕の傷をかばいながら立ち上がるハンターの視界に背中を赤々と発光させる地獄の番犬の凄まじい一撃が振り下ろされる!

【モンハンワールド】ブログ小説⑮

リオレイア亜種#32

新大陸の調査を進める内に各地で見つかる変わった痕跡。ハンターが見つけたのも、その内の一つだった。それは、見慣れた雌火竜の痕跡なのだが、微妙に異なる様にも見える。その痕跡を持ち帰ったハンターは、生態研究所を訪ねる。ここはモンスターを専門に様々な研究を行う施設だ。顔なじみの老人、彼はこの施設の所長を務めている。変わった痕跡を見てもらうが、一つだけでは手掛かりが足りないと言われ、他の調査と併用して痕跡を回収していたのだが、ついに奴の居場所が特定された。翼竜に摑まり、この地に降り立ったハンターは、海の中が、そのまま陸地になった様な自然が広がる珊瑚の並木を進んでゆく。しばらく進むと巨大なイソギンチャクの樹が育つ通り道へと辿り着いたハンターは、周りを彩る桃色の景色を眺めながら、歩みを進める。珊瑚の壁の向こう側、視界を遮られた壁へと脚を伸ばしたハンターは、振り向いた視界の先に立つ、モンスターの姿を目にし、驚く。そこに立つ雌火竜は、全身を桜色に染め、周りの風景に溶け込んでいたのだ。普段と違う色の雌火竜に驚くハンターに、振り向いた桜火竜は、鋭く睨むと同時に咆哮を上げる!その咆哮は珊瑚の並木を揺るがし、イソギンチャクの樹も揺れる。咆哮をまともに受けたハンターは、鼓膜を引き裂かれる様な痛みに襲われ、動くことが出来なくなった。足音を響かせながら駆け出し、正面に詰め寄ってきた桜火竜は、脚を軸に身体を大きく動かし回転させると、棘の付いた硬い尻尾が、ハンターの身体を薙ぎ払う様に勢いよく放たれる!その衝撃を脇腹から受けた身体は、胴体を中心に走る激しい痛みと共に真横に勢いよく弾き飛ばされる!宙を舞う身体は、イソギンチャクの樹にぶつかり、地面に落ちる。弾力のある樹にぶつかった事で衝撃は和らいだものの、胴からくる激しい痛みに簡単に立ち上がる事はできない。挨拶代わりの一撃にしては、重過ぎる。よろけながらも立ち上がるハンターの視界に、大きく口を開き噛み付こうとする桜火竜が目に映り、とっさに真横を向き、転がる後ろで牙と牙がかみ合う音が鳴る。だが、すぐに振り向いた桜火竜は、まだ起き上がれていないハンターに噛み付こうと、また口を開く!開かれた口は傍らまで迫り、慌てて転がるが脚が頭部をかすめ、その勢いに押し出され、体勢を崩した身体が地面を転がる。横たわる身体を横目で見下ろす桜火竜は、身体を低く構えると巻き上がる様に全身を回転させながら一気に跳躍する。その勢いで回転した尻尾が、立ち上がろうとするハンターに襲い掛かる!目の前まできた尻尾に、とっさに真横を向き転がった身体を、かすめる様に通り過ぎてゆく尻尾の勢いに、巻き上げられた風圧はハンターの脚をもつれさせる。巻き上がる様に大空に羽ばたいた桜火竜は、見下ろした先にいるハンター目掛けて急降下する!風圧に脚を取られるも、立ち上がろうとするハンターの視界に、勢いよく急降下する桜火竜の姿があった。珊瑚の揺れる並木道。イソギンチャクの樹が聳え立ち、桜色に染まるこの場所で、隙の無い桜火竜の猛攻撃が、ハンターを苦しめる!

岩賊竜ドドガマル#33

龍結晶の地。溶岩の冷え固まった山岳地帯。斜面を滑り降りていくハンターは、大きく口を開けた洞窟の中へと入って行く。長い斜面を滑り降りた先には、いくつもの大きな結晶が柱の様に聳え立ち、溶岩が冷え固まって出来た地面からも小さな結晶が、ちらほらと顔を覗かせる。その大きく開けた地に、黙々と岩を食べ続けるモンスターがいた。奴は近づくハンターに見向きもせず、岩が貯えられてゆく腹は、はち切れんばかりに膨れ上がっている。武器を構えたハンターは、膨れ上がった腹部を目掛けて矛先を勢いよく振り下ろす!いきなり叩きつけられた腹部に逆流する様に波打った大きな腹。波は頭部まで走り、出口から赤々した岩が吐き出され、地面に接触すると爆発し、弾け飛ぶ。周囲を包む熱風を肌で感じながら、武器を持ち直した矛先を、もう一度腹部に振り切るが、後ずさる前脚をかすめ、横眼で邪魔者を見つけた岩賊竜は、咆哮を放つ!洞窟を響き渡る叫びは、傍らに立つハンターの耳に轟音を駆け巡らせる。その凄まじい叫びを受け、よろめく身体に向き合った岩賊竜は、四つ足で這う様に勢いよく突進を始める。しゃくれる大きな口から爆塵を噴き出しながら迫る頭部に、棒立ちの身体は、なすすべなく突き飛ばされてしまう。岩で出来た地面に転がりながら、何とか受け身を取る身体に、防具の隙間に付いてしまった爆発性の塵が火花を散らす様な痛みを与える。このまま放って置けば隙間に付く塵と塵がこすれ合い、爆発を引き起こし周りの隙間に付く塵にも引火し、連鎖爆破してしまう。額に汗をにじませながら、塵を何とか振り払う為、地面を転がる姿に、傍らまで近づいた岩賊竜は、口を大きく膨らませ、地面を転がるハンターに向けて、腹に溜め込んでいた岩を一気に吐き出す!吐き出された赤々とした岩の数々が、ハンター目掛けて降り注いでくる!地面に触れると同時に爆発し、弾け飛ぶ火花を、傍らに転がるハンターは、かわす事が出来ず、ついに、飛んできた火花が爆発性の塵に引火してしまう。次の瞬間、防具の隙間から爆発した塵は次々と連鎖爆破し、ハンターの身体は、一瞬にして炎に包まれると同時に爆発の凄まじい衝撃に、宙を舞う!全身が吹き飛びそうになる衝撃に意識を失いかけながら、地面に叩き付けられた身体は、勢いよく転がる!朦朧とする意識の中、激痛に耐え、立ち上がろうとするハンターの視界の先で、岩を吐き出し少し凹んだ腹を震わせながら、岩賊竜は、突進を始める。龍結晶の地。大きな結晶の柱が支えるかの様に天井まで伸び、冷え固まった溶岩が地面を作る。いくつも通路が伸びる開けた洞窟で、劣勢になりながらも武器を持ち直したハンターを、岩賊竜の突進が襲い掛かる!