【モンハンワールド】ブログ小説⑤

痺賊竜ドスギルオス#12

瘴気の谷。瘴気に包まれる通り道には、大小様々な骨が、そこら中に散らばり、まるで死に場所を求め、集まったモンスター達の墓場の様だ。その瘴気が立ち込める中、群れを引き連れるモンスターの親玉は、少ない餌を求め徘徊する。その抵抗のない身体を、瘴気に蝕まれながらも、ハンターは、奥へと進んで行く。…しばらく進むと目の前に立ち込める瘴気の向こう側にギルオスの影が見えてきた。その影は、周りに見える影よりも一回り以上大きい。間違いない、ドスギルオスだ!その大きな影は、こちらに向かって、ゆっくりと進んできている。物影に隠れようと周りを見渡すが、身を隠す場所が見当たらない。このままでは群れと鉢合わせになってしまう。ならば方法はただ一つ!ハンターは、武器を握り締め、目の前の瘴気に向かって、勢いよく走り出す!身体を蝕まれながらも、瘴気の中を進んで行く。抜け出た先で黒く大きな頭が顔を出す!突然姿を見せたハンターに、周りの群れが騒ぎ出す、それよりも速く放たれた渾身の一撃は、黒く大きな頭に襲い掛かる!その凄まじい衝撃に痺賊竜は地面に激しく叩き付けられる!もがく痺賊竜に、周りの群れがハンターを取り囲むが、攻撃の手を緩めない!次々と襲い掛かってくるギルオス達をかわしながら、その頭部に重い一撃を浴びせていく!凄まじい衝撃に耐えながら、何とか起き上がった痺賊竜は、怒り、激しく威嚇する!武器を手に、群れの攻撃をかわしながら、回り込もうと動き始めたハンターに、狙いを付け、液の滴る大きく鋭い牙が、勢いよく襲い掛かる!その攻撃をかわそうと、回避行動に入るが、群れに阻まれてしまう。次の瞬間、勢いづいた大きく鋭い牙がハンターの身体を貫く!その凄まじい衝撃に後方に吹き飛ばされる。倒れたハンターは立ち上がろうとするが、全身が動かない!それも、そのはずだ。痺賊竜の牙を滴る、その液は、強力な麻痺毒!その鋭い牙をまともに受け、滴る液は、その傷口から体内をめぐり、全身を麻痺させる!痺賊竜は群れと共に、動く事が出来ないハンターを取り囲み、一斉に襲い掛かる!瘴気漂う屍の地。絶体絶命の中、痺賊竜達の猛反撃が始まる!

骨鎚竜ラドバルキン#13

瘴気に包まれる谷の上層部。色々な種類の屍が所狭しと散らばる開けた場所。甲虫カンタロスが骨の上をカサカサと音を立て歩き回る。上層部には、そういった開けた陸地が多い。そのエリアどうしを結ぶ大きな通路を、身体を丸め、転がりながら移動してくる巨大なモンスターは、開けた場所に降りてくると、身体に付く無数の骨をまき散らしながら、もの凄い音と地響きを立て、豪快に止まる。その衝撃に地面に散らばる無数の骨もあちこちに吹き飛ばされてゆく。ゆっくりと持ち上げられる大きな顎、全身を包む色々な種類の骨の数々は、硬く、自身の身を守る。その後ろ姿を視界に捕らえ、走り出したハンターは、斜面の多い、この地形を利用し、坂を滑り降りていく。武器を構え、滑り降りていく両脚に力を入れたハンターは、勢いよく跳躍した身体を丸め、空中で回転を始めた身体と外側の武器は速度が増してゆく。次の瞬間、高速回転する武器の矛先が、巨体の骨と激しくぶつかる!衝撃を受けた骨は、尻尾の先から胴体にかけて次々と砕かれてゆく!折れた骨がバラバラと音を立て地面に落ちていく光景を横目に、ハンターは着地すると同時に受け身を取り、斜面を駆け上がっていく。身体に付く骨の折れていく感覚にゆっくりと振り向く骨鎚竜の視界に、斜面を滑り降りてくるハンターの姿が映る。咆哮しようとする骨鎚竜よりも早く、跳躍し、空中で高速回転する武器の矛先は、骨鎚竜の頭部に激しい衝撃を与える!その衝撃に怯む巨体を容赦なく連撃が襲う!頭部から胴体にかけて放たれた連撃は、巨体に付く様々な骨を次々と砕き、骨鎚竜を包んでいた骨の半分近くが砕かれ、むき出しになった部分も、ちらほら顔を出す。怯む巨体の傍らで、たま受け身を取ったハンターは、むき出しになった黒い身体の一部に矛先を向け、一撃を放つ!普段は骨で覆っている部位でも、身体がむき出しになる今なら、確実にダメージを与えることが出来る!むき出しになった身体に衝撃が走り、一瞬怯むも、体勢を立て直した骨鎚竜は怒りの咆哮を上げる!その咆哮を傍らで受け、怯むハンターを横目に、骨鎚竜は屍の地面に潜りながら粘着質の身体をグルグルとかき回し始める。咆哮を受け、少しずつ意識を取り戻していくハンターの視界に、屍の地面から這い上がってくる骨鎚竜の姿が映る。這い上がって来た巨体には、頭から尻尾の先までびっしりと様々な骨が生え揃う。苦労して砕いてきた骨や、むき出しになった身体も包み込まれ、振り出しに戻されてしまう。武器を握り締め、走り出したハンターに狙いを付け、骨鎚竜は身体を丸め、勢いよく転がりだす!瘴気漂う谷の上層部。屍の散らばる開けた大地で、再び睨み合った両者は激しくぶつかり合う!

【モンハンワールド】ブログ小説④

雌火竜リオレイア#9

荒地からの乾いた風が吹き向け、木々が生い茂る小さな森。やがて、日の光が差し込む木々の上空から黒い影が降りてくる。翼を大きく羽ばたかせ降り立った、そのモンスターは、全身を緑色の甲殻が覆い、尻尾から生える棘は鋭く尖る。歩き出した火竜を、茂みから見ていたハンターは、武器を手に、後ろ姿に変わる火竜に向かって走り出す!その物音に気付き、振り返る緑色の頭部に渾身の一撃が放たれる!その矛先は、頭部をかすめ地面にぶつかる!直撃は待逃れるも、火竜は頭部への衝撃に一瞬怯む。ハンターは、武器をしまうと間合いを取り始める。体勢を立て直した雌火竜の視界にハンターが映る。次の瞬間、咆哮が小さな森を駆け巡り小動物たちが一斉に逃げて行く!しっかり間合いを取っていたハンターは、雌火竜に回り込む様に走り出す!それに狙いを付け、勢いよく突進を始める雌火竜に、徐々に間合いが詰められていく。突進してきた身体を寸前でかわしたハンターは、傍らに見える頭部に、もう一度矛先を当てる!とっさの一撃だけに威力は低いものの、先ほどのダメージが頭部に残っていた雌火竜は、その一撃で横倒れになる。もがく火竜の傍らで、頭部に狙いを付け、渾身の一撃が放たれる!幾度となく襲い掛かる衝撃に耐えながら、体勢を立て直した雌火竜は、怒りの咆哮を上げる!その咆哮をまともに受け、怯むハンターに狙いを付けた雌火竜は、体制を低く構えると一気に宙返りする。空中に宙返りしていく勢いづいた尻尾と鋭く尖った棘は、ハンターの身体を激しく貫く!その凄まじい衝撃にハンターは空中に投げ出され、落下し地面とぶつかる!雌火竜は宙返りを終えると翼を羽ばたき、ゆっくりと着地する。凄まじい激痛に全身が襲われながらも、必死の思いで体勢を立て直そうとする身体を毒がむしばむ!狙いを付けた雌火竜の大きく開いた口から、燃え盛る業火球が放たれる!荒地の小さな森で、瀕死の重傷に、身体を毒にむしばまれ、放たれた業火球がハンターに襲い掛かる!絶体絶命の中で、勝利をつかみ取る事が出来るのか!?

眩鳥ツィツィヤック#10

陸珊瑚が連なる並木道。そこを足早に移動する鳥竜は、前脚と後ろ脚に生える爪が鋭く尖り、頭部には発光器官を持ち光を放つ。ハンターも痕跡を集めながら、珊瑚の揺れる並木道を進んで行く。しばらく行くと藍色の尻尾が視界に入ってきた。眩鳥は周りも気にせず、自分の縄張りを示す為、珊瑚の古木に傷を付けている。それを確認したハンターは、武器を手に、走り出す!眩鳥の傍らを通り過ぎ、頭に狙いを付け、それを一気に振り下ろす!いきなり頭部に走る、凄まじい衝撃に、横倒れになり、もがく頭部を目掛けて渾身の一撃が放たれる!繰り返し放たれる衝撃に耐えながら、立ち上がる眩鳥は、怒り、激しく威嚇する!眩鳥を視界に捕らえながら、回り込む様に走り出したハンターに、横目で狙いを付けていた眩鳥は、背後まで移動してきたのを見計らって、力強い後ろ蹴りをお見舞いする!放たれた後ろ蹴りは、ハンターの胴体に当たり、鋭い爪が、その身を引き裂き、後方に強く突き飛ばす!何とか受け身を取り、ゆっくりと起き上がったハンターの視界に、頭部の発光膜を大きく広げる眩鳥の姿が目に映る。次の瞬間、扇状広範囲に広がった閃光が、ハンターを襲う!その閃光をまともに浴びたハンターは、視界を奪われてしまう!大きく怯む、その姿に勢いよく跳躍した眩鳥が飛びかかる!珊瑚が芽吹く桃色の並木道で、視界を奪われたハンターを、勢いづいた鋭い爪が襲い掛かる!

浮空竜パオウルムー#11

陸珊瑚の台地。その地で暮らす浮空竜は、首元に浮袋を持ち、身体が桃色の毛で覆われ、大空をはばたくその姿は台地の風景に溶け込む。珊瑚の台地に降り立ったハンターは珊瑚が砂粒になる通り道で、浮空竜の痕跡を見つける。だが、その痕跡は途切れてしまう。それは、奴が上空を移動するためだった。行動範囲も広い為、中々見つける事が難しい。…しばらく探し回ると、イソギンチャクの大木が見えてきた。その周りを取り囲むように小型の翼竜ラフィノスが群れる。ここも外れか…そう思いながら、この場を立ち去ろうとしたハンターの視界に、ラフィノスの群れの間から、見え隠れする巨大なラフィノスが映る。いや、違う!あれは、ラフィノスではない!もう一度目を凝らし確認すると、それは、探していた浮空竜だった!手早く、スリンガーに閃光弾を詰めると、それに向けて発射する!放たれた弾は、着弾すると同時に大木を中心として大空に閃光が走る!その激しい閃光に、コントロールを失った浮空竜は、ラフィノスの群れと共に地面に叩き付けられる!浮空竜を視界に捕らえながら、武器を手に、走り出したハンターは、もがくラフィノス達を、かいくぐり、その頭部に渾身の一撃を放つ!凄まじい衝撃に、もがく浮空竜を、また重い一撃が襲う!突然の度重なる奇襲に、何とか体勢を立て直した浮空竜は、怒りの咆哮を上げる!その咆哮を受け怯むハンターに、大きく息を吸い、走り出した浮空竜の身体に接触したハンターは、後方に吹き飛ばされる!その衝撃に耐え、受け身を取り、立ち上がるハンターの視界に、また大きく息を吸う浮空竜の姿が映る。首元の浮袋は大きく膨れ上がり、宙に浮き上がる浮空竜は、ハンターに狙いを付け、圧縮した空気玉を放つ!ハンターは、その空気玉を寸前でかわすも、空気玉を取り巻く風圧に、足元を取られてしまう。その隙を狙い、更に上空に飛び上がった浮空竜は、真っ直ぐに急降下しハンターの頭上に落ちてくる!次の瞬間、凄まじい衝撃がハンターを襲い、全身の激しい痛みと共に凄まじい勢いで吹き飛ばされてしまう!イソギンチャクの大木が育ち、珊瑚が揺れる通り道。倒れ、うずくまるハンターを視界に捕らえながら、浮空竜は、ゆっくりと浮上する。