【モンハンワールド】ブログ小説③

蛮顎竜アンジャナフ#7

古代樹の森。木々が立ち並ぶ開けた場所、空を見上げると太陽の光が、やさしく降り注ぐ。その場所を地響きを立てながら移動する巨大なモンスターは、その大きな口から、綺麗に生え揃った鋭い牙を覗かせ、巨体を支える大きな脚は、強靭で硬い甲殻に覆われ、巨大な尻尾は長く、力強い。その巨大な生物を見上げながら機会をうかがっていたハンターは、草むらから飛び出し、武器を手に、巨大な後ろ姿に向かって走り出す!近づくにつれ、その巨大さは、更に大きくなってゆく。次の瞬間、ハンターの渾身の一撃が放たれる!放たれた一撃は、鈍い音を立て、急ぎ武器をしまうハンターは、巨体から距離を取る。先ほど、ハンターの放った一撃は、強靭な後ろ脚に当たり、蛮顎竜びくともしていない。一番頑丈な部位に何故、攻撃を仕掛けたのか?理由は簡単だった。あまりの巨大さに、届くところが、そこしか無かったのだ。走り出したハンターは後ろを振り返りながら蛮顎竜を確認する。脚に何か当たった事に気付く巨体は、ゆっくりと振り返る。視界にハンターを捕らえると、威嚇し、咆哮する!それを確認して、更に距離を離して行く。蛮顎竜は離れて行く邪魔者に狙いを付け、背びれを立て、大きく口を開くと、周りの物を巻き込みながら猛突進を始める!その突進に地面はえぐれ、草木は倒れていく。ハンターは、近くに育つ木に背中を預け、佇む。追いついた蛮顎竜は勢いよくハンター目掛けて突っ込んでくる!突進の当たる寸前で回避したハンターの代わりに背中を預けていた木は勢いよく倒れる!次の瞬間、その木に芽を伸ばし木の上で成長した、絡み合う大きなツタの塊が、木の倒れた勢いで、蛮顎竜目掛け落ちてくる!蛮顎竜の背中に落ちたツタの塊は、そこで広がり複雑に絡み合う。巨体は振り払おうと必死にもがくが、複雑に絡み合うツタは、更に絡まってくる!最初から、これを狙っていたハンターは、もがく巨体の傍らを通り過ぎ、丁度いい高さまで下がってきた頭部に向かって渾身の一撃を放っていく!幾度となく繰り出される凄まじい衝撃と絡み合うツタに体力を奪われながらも必死になって、もがく蛮顎竜は、ようやく抜け出し立ち上がると、怒りの咆哮を上げる!目の前にいたハンターは、その咆哮をまともに受け、大きく怯む。蛮顎竜は、その怒りに、背びれを立て、大きな口から炎を覗かせる。怯むハンターに狙いを付け、大きく呼吸した蛮顎竜。次の瞬間、体内で圧縮された炎がハンター目掛けて、一気に吐き出される!古代樹の森。光が降り注ぐ開けた陸地で、怒り狂う蛮顎竜の猛反撃が始まろうとしていた!

ゾラ・マグダラオス捕獲作戦#8

主人公達5期団は、総司令率いる調査団体と共にゾラ・マグダラオス捕獲作戦を実行する。大きく開けた大陸。どこまでも続きそうな一本道の谷に砦を構え、熔山龍を待ちながらハンター達は準備を急ぐ。…たが、しばらく経っても一向に姿を見せない熔山龍に、ハンター達は呆然と立ち尽くす。胡坐をかき休憩を取るハンターも少なくない。総司令の判断は間違っていたのでは…そんな考えが頭をよぎった時だった。仲間の一人が指をさし、叫ぶ姿が目に入ってきた。振り返り、その指の示す先に目を凝らす。すると、大陸の間にあるはずの谷が、遠くで埋まって見える。まるで大陸と大陸が繋がりこちらに向かって、ゆっくりと侵食を始めている様にも見える。いや、違う!大陸が繋がったのではない!恐ろしく巨大な山がこちらに向かって進んで来ているのだ!総司令の掛け声で、ハンター達は一斉に動き出す!配置に着くと、バリスタの弾が、山に向かって次々と放たれる!用意された弾を手に取り、走り出したハンターもバリスタを山に向け放ち出す!だが、山は歩みを緩める事無く歩き続ける。一斉に放たれるバリスタも効いていないかに思われる姿にハンターは、息を吞む。弾を詰め終わった大砲部隊も次々と砲撃を開始する!降り注ぐバリスタと大砲の弾に僅かに怯むも歩みを進める熔山龍は、砦へと到達してしまう。のしかかってくる山に砦は耐え切れずバラバラと音を立て、崩れていく。ハンター達は翼竜に掴まると次々に飛び去っていく。作戦の第二段階が始まる!ハンター達は、迎撃部隊と潜入部隊に分かれ行動を開始する。背中に降り立ったハンターは、事前に打ち合わせした排熱器官を探すため走り出す!ゴツゴツとした岩の間から溶岩が噴き出る。熱気に包まれ、額に汗をにじませながらも、悪路を進み続け、ついに、それらしき物を発見する。武器を手に、それに向かって渾身の一撃を放つ!赤々とした排熱器官は砕けると同時に溶岩を噴き出す!その衝撃に吹き飛ばされ、身体に付く溶岩を振り払いながら立ち上がると、目の前の排熱器官は冷え固まり黒くなっていた。次の瞬間、上空に現れた何かが熔山龍に向かって急降下する姿を視界に捕らえ、ハンターは、その方角に走り出す!第二段階へと進んだ捕獲作戦。熔山龍に向かって落ちてきた何かを確かめるため走り出すハンター。その先で待ち受けていたモノとは…

【モンハンワールド】ブログ小説②

土砂竜ボルボロス#4

大蟻塚のそびえ立つ荒地の砂漠。腹を空かせた獣竜は蟻塚を崩し中の蟻を食べる。餌に夢中の獣竜の頭部に渾身の一撃が放たれる!だが、その一撃は鈍い音を立て、はじかれる。体勢を崩したハンターにゆっくりと振り向いた、硬く立派な頭飾りを持つ獣竜は、食事の邪魔をした厄介者を睨み、咆哮を上げる!咆哮をまともに受け、怯んだハンターに狙いを付け、勢いづいた猛突進が襲う!次の瞬間、怯んだ身体に凄まじい衝撃が走る!その衝撃に激しい痛みが全身を駆け巡り、後方に吹き飛ばされる!走り去った向こう側で、ゆっくり方向転換しながらもハンターを視界に捕らえる土砂竜は、徐々に勢いを付けて走り出す。激しい衝撃に耐え、必死に立ち上がったハンターの視界の先に猛突進し、急激に距離をつめてくる土砂竜の姿が映る!二度目を受けきれるだけの体力は残されていない。ハンターの額に汗がにじむ。次の瞬間、その凄まじい猛突進を寸前でかわしたハンターは、砂漠の斜面を利用し、武器を構え滑り出す!加速したハンターは、勢いよく跳躍し身体と共に回転し始めた武器の矛先を、斜面の下で方向転換する土砂竜の頭飾りに向ける。次の瞬間、土砂竜の頭部を激しい回転攻撃が幾度となく襲い掛かる!その凄まじい衝撃に頭飾りは吹き飛ばされ、巨体が地面と激しくぶつかる!横倒れになる土砂竜の傍らで、受け身を取るハンターは渾身の一撃を浴びせていく!その衝撃に、もがきながらも体制を立て直した土砂竜は、怒りの咆哮を上げる!その凄まじい咆哮に怯むハンターを前に、土砂竜は身体を身震いさせ始め、身体に付く泥をまき周囲に散らす。砂漠にまき散らされた泥は、厄介者の行動範囲を阻む。蟻塚の立ち並ぶ砂漠で泥に阻まれ劣勢の中、ハンターの挑戦が、今始まる!

泥魚竜ジュラトドス#5

荒地の川の下流に広がる泥沼地帯。その地を優雅に泳ぎ回る魚竜は、全身に泥をまとい、連なる鱗は大きく、硬い。川の流れに動きを阻まれながらも、ハンターは下流を目指す。開けた泥沼地帯にたどり着いたハンターは、ひときわ大きい背びれを視界に捕らえる。泥水をかぎ分けながら気づかれないように慎重に歩みを進める。だが、水面の不自然に出来た波紋に気付き、侵入者は感知されてされてしまう。大きく口を開き、威嚇する泥魚竜に驚き、周囲にいた咬魚ガライーバ達が一斉に騒ぎ出す!侵入者に向かい泳ぎ出した泥魚竜を視界に、とっさに近くの岸に上がる。その岸に向かって突っ込んできた頭に狙いを付け、ハンターは渾身の一撃を放つ!その凄まじい衝撃に魚竜の頭部は柔らかい岸に埋まる。その好機をハンターは逃さない!頭部に向かって繰り返される激しい衝撃に、泥は砕け、魚竜の頭部は剥き出しになる!現れた頭部に渾身の一撃を叩き込もうとするも、寸前で体制を立て直した魚竜は、怒り、激しく威嚇する!泥水かぎ分け回り込もうとする侵入者に激しい体当たりが襲う!とっさに回避しようとするハンターの行動を泥水が阻む!次の瞬間、激しい衝撃が全身を襲い、後方に吹き飛ばされる!凄まじい衝撃に耐え、何とか起き上がろうとするハンターに狙いを付け、泥魚竜の口から巨大な泥の塊が勢いよく吐き出される!荒地の下流に広がる泥魚竜の縄張りで、沼地に脚を取られるハンターの闘いが幕を開ける!

飛雷竜トビカガチ#6

古代樹を中心に木々が生い茂る、木の根が連なる通り道を颯爽と駆け抜けるモンスターがいた。その姿は、全身から生える体毛がしなやかに鋭く尖り、狩りをする事に適した大きな尻尾を持つ。再び古代樹に降り立ったハンターは奴の痕跡を頼りに、歩みを進める。痕跡を集めを順調に進め、移動の速い奴の居場所を導虫が突き止め、追い始めた。ハンターも、その後を追いかける!狭い道、急な斜面、細い抜け道、嫌気の刺しそうな道ばかりを進む導虫の後ろを追うハンターの視界に、とげとげしい大きな尻尾が映る!やっと追いついた、その尻尾に渾身の一撃を浴びせる!自慢の尻尾に衝撃が走り、跳躍した飛雷竜は空中で体制を翻し、着地した視界にハンターを捕らえ、咆哮する!その咆哮に怯むハンターの傍らを通り過ぎ、しなやかな動きで木々をよじ登っていく。尻尾に攻撃する事に集中していて気付けなかった。見渡すと、その場所は木々が生い茂る狭い通り道。飛雷竜の得意地形だという事に!ハンターの頭上で木々をつたる音が聴こえる。だが、奴の正確な位置がつかめない。焦るハンターの額に汗がにじむ。一瞬の物音の後に、ハンターの死角から勢いよく跳躍した飛雷竜は自慢の尻尾に全体重乗せ、凄まじい攻撃を放つ!次の瞬間、渾身の一撃をまともに受け、全身の激しい痛みと共に身体ごと吹き飛ばされる!激しい痛みに耐え、体制を立て直したハンターの視界に驚くべき光景が映し出される!先ほど自分が立っていた場所を中心に地面の木の根が大きくえぐられ、焼け焦げたように黒くなっている!しかも、また奴の姿が見当たらない。頭上で聴こえる物音に、焦る気持ちが強くなる。もう一度あの攻撃を食らえば、ひとたまりもない!古代樹を中心に木の根が張り巡る並木道で圧倒的な劣勢の中、ハンターは勝利を掴み取る事が出来るのか!?