【モンハンワールド】ブログ小説④

雌火竜リオレイア#9

荒地からの乾いた風が吹き向け、木々が生い茂る小さな森。やがて、日の光が差し込む木々の上空から黒い影が降りてくる。翼を大きく羽ばたかせ降り立った、そのモンスターは、全身を緑色の甲殻が覆い、尻尾から生える棘は鋭く尖る。歩き出した火竜を、茂みから見ていたハンターは、武器を手に、後ろ姿に変わる火竜に向かって走り出す!その物音に気付き、振り返る緑色の頭部に渾身の一撃が放たれる!その矛先は、頭部をかすめ地面にぶつかる!直撃は待逃れるも、火竜は頭部への衝撃に一瞬怯む。ハンターは、武器をしまうと間合いを取り始める。体勢を立て直した雌火竜の視界にハンターが映る。次の瞬間、咆哮が小さな森を駆け巡り小動物たちが一斉に逃げて行く!しっかり間合いを取っていたハンターは、雌火竜に回り込む様に走り出す!それに狙いを付け、勢いよく突進を始める雌火竜に、徐々に間合いが詰められていく。突進してきた身体を寸前でかわしたハンターは、傍らに見える頭部に、もう一度矛先を当てる!とっさの一撃だけに威力は低いものの、先ほどのダメージが頭部に残っていた雌火竜は、その一撃で横倒れになる。もがく火竜の傍らで、頭部に狙いを付け、渾身の一撃が放たれる!幾度となく襲い掛かる衝撃に耐えながら、体勢を立て直した雌火竜は、怒りの咆哮を上げる!その咆哮をまともに受け、怯むハンターに狙いを付けた雌火竜は、体制を低く構えると一気に宙返りする。空中に宙返りしていく勢いづいた尻尾と鋭く尖った棘は、ハンターの身体を激しく貫く!その凄まじい衝撃にハンターは空中に投げ出され、落下し地面とぶつかる!雌火竜は宙返りを終えると翼を羽ばたき、ゆっくりと着地する。凄まじい激痛に全身が襲われながらも、必死の思いで体勢を立て直そうとする身体を毒がむしばむ!狙いを付けた雌火竜の大きく開いた口から、燃え盛る業火球が放たれる!荒地の小さな森で、瀕死の重傷に、身体を毒にむしばまれ、放たれた業火球がハンターに襲い掛かる!絶体絶命の中で、勝利をつかみ取る事が出来るのか!?

眩鳥ツィツィヤック#10

陸珊瑚が連なる並木道。そこを足早に移動する鳥竜は、前脚と後ろ脚に生える爪が鋭く尖り、頭部には発光器官を持ち光を放つ。ハンターも痕跡を集めながら、珊瑚の揺れる並木道を進んで行く。しばらく行くと藍色の尻尾が視界に入ってきた。眩鳥は周りも気にせず、自分の縄張りを示す為、珊瑚の古木に傷を付けている。それを確認したハンターは、武器を手に、走り出す!眩鳥の傍らを通り過ぎ、頭に狙いを付け、それを一気に振り下ろす!いきなり頭部に走る、凄まじい衝撃に、横倒れになり、もがく頭部を目掛けて渾身の一撃が放たれる!繰り返し放たれる衝撃に耐えながら、立ち上がる眩鳥は、怒り、激しく威嚇する!眩鳥を視界に捕らえながら、回り込む様に走り出したハンターに、横目で狙いを付けていた眩鳥は、背後まで移動してきたのを見計らって、力強い後ろ蹴りをお見舞いする!放たれた後ろ蹴りは、ハンターの胴体に当たり、鋭い爪が、その身を引き裂き、後方に強く突き飛ばす!何とか受け身を取り、ゆっくりと起き上がったハンターの視界に、頭部の発光膜を大きく広げる眩鳥の姿が目に映る。次の瞬間、扇状広範囲に広がった閃光が、ハンターを襲う!その閃光をまともに浴びたハンターは、視界を奪われてしまう!大きく怯む、その姿に勢いよく跳躍した眩鳥が飛びかかる!珊瑚が芽吹く桃色の並木道で、視界を奪われたハンターを、勢いづいた鋭い爪が襲い掛かる!

浮空竜パオウルムー#11

陸珊瑚の台地。その地で暮らす浮空竜は、首元に浮袋を持ち、身体が桃色の毛で覆われ、大空をはばたくその姿は台地の風景に溶け込む。珊瑚の台地に降り立ったハンターは珊瑚が砂粒になる通り道で、浮空竜の痕跡を見つける。だが、その痕跡は途切れてしまう。それは、奴が上空を移動するためだった。行動範囲も広い為、中々見つける事が難しい。…しばらく探し回ると、イソギンチャクの大木が見えてきた。その周りを取り囲むように小型の翼竜ラフィノスが群れる。ここも外れか…そう思いながら、この場を立ち去ろうとしたハンターの視界に、ラフィノスの群れの間から、見え隠れする巨大なラフィノスが映る。いや、違う!あれは、ラフィノスではない!もう一度目を凝らし確認すると、それは、探していた浮空竜だった!手早く、スリンガーに閃光弾を詰めると、それに向けて発射する!放たれた弾は、着弾すると同時に大木を中心として大空に閃光が走る!その激しい閃光に、コントロールを失った浮空竜は、ラフィノスの群れと共に地面に叩き付けられる!浮空竜を視界に捕らえながら、武器を手に、走り出したハンターは、もがくラフィノス達を、かいくぐり、その頭部に渾身の一撃を放つ!凄まじい衝撃に、もがく浮空竜を、また重い一撃が襲う!突然の度重なる奇襲に、何とか体勢を立て直した浮空竜は、怒りの咆哮を上げる!その咆哮を受け怯むハンターに、大きく息を吸い、走り出した浮空竜の身体に接触したハンターは、後方に吹き飛ばされる!その衝撃に耐え、受け身を取り、立ち上がるハンターの視界に、また大きく息を吸う浮空竜の姿が映る。首元の浮袋は大きく膨れ上がり、宙に浮き上がる浮空竜は、ハンターに狙いを付け、圧縮した空気玉を放つ!ハンターは、その空気玉を寸前でかわすも、空気玉を取り巻く風圧に、足元を取られてしまう。その隙を狙い、更に上空に飛び上がった浮空竜は、真っ直ぐに急降下しハンターの頭上に落ちてくる!次の瞬間、凄まじい衝撃がハンターを襲い、全身の激しい痛みと共に凄まじい勢いで吹き飛ばされてしまう!イソギンチャクの大木が育ち、珊瑚が揺れる通り道。倒れ、うずくまるハンターを視界に捕らえながら、浮空竜は、ゆっくりと浮上する。

【モンハンワールド】ブログ小説③

蛮顎竜アンジャナフ#7

古代樹の森。木々が立ち並ぶ開けた場所、空を見上げると太陽の光が、やさしく降り注ぐ。その場所を地響きを立てながら移動する巨大なモンスターは、その大きな口から、綺麗に生え揃った鋭い牙を覗かせ、巨体を支える大きな脚は、強靭で硬い甲殻に覆われ、巨大な尻尾は長く、力強い。その巨大な生物を見上げながら機会をうかがっていたハンターは、草むらから飛び出し、武器を手に、巨大な後ろ姿に向かって走り出す!近づくにつれ、その巨大さは、更に大きくなってゆく。次の瞬間、ハンターの渾身の一撃が放たれる!放たれた一撃は、鈍い音を立て、急ぎ武器をしまうハンターは、巨体から距離を取る。先ほど、ハンターの放った一撃は、強靭な後ろ脚に当たり、蛮顎竜びくともしていない。一番頑丈な部位に何故、攻撃を仕掛けたのか?理由は簡単だった。あまりの巨大さに、届くところが、そこしか無かったのだ。走り出したハンターは後ろを振り返りながら蛮顎竜を確認する。脚に何か当たった事に気付く巨体は、ゆっくりと振り返る。視界にハンターを捕らえると、威嚇し、咆哮する!それを確認して、更に距離を離して行く。蛮顎竜は離れて行く邪魔者に狙いを付け、背びれを立て、大きく口を開くと、周りの物を巻き込みながら猛突進を始める!その突進に地面はえぐれ、草木は倒れていく。ハンターは、近くに育つ木に背中を預け、佇む。追いついた蛮顎竜は勢いよくハンター目掛けて突っ込んでくる!突進の当たる寸前で回避したハンターの代わりに背中を預けていた木は勢いよく倒れる!次の瞬間、その木に芽を伸ばし木の上で成長した、絡み合う大きなツタの塊が、木の倒れた勢いで、蛮顎竜目掛け落ちてくる!蛮顎竜の背中に落ちたツタの塊は、そこで広がり複雑に絡み合う。巨体は振り払おうと必死にもがくが、複雑に絡み合うツタは、更に絡まってくる!最初から、これを狙っていたハンターは、もがく巨体の傍らを通り過ぎ、丁度いい高さまで下がってきた頭部に向かって渾身の一撃を放っていく!幾度となく繰り出される凄まじい衝撃と絡み合うツタに体力を奪われながらも必死になって、もがく蛮顎竜は、ようやく抜け出し立ち上がると、怒りの咆哮を上げる!目の前にいたハンターは、その咆哮をまともに受け、大きく怯む。蛮顎竜は、その怒りに、背びれを立て、大きな口から炎を覗かせる。怯むハンターに狙いを付け、大きく呼吸した蛮顎竜。次の瞬間、体内で圧縮された炎がハンター目掛けて、一気に吐き出される!古代樹の森。光が降り注ぐ開けた陸地で、怒り狂う蛮顎竜の猛反撃が始まろうとしていた!

ゾラ・マグダラオス捕獲作戦#8

主人公達5期団は、総司令率いる調査団体と共にゾラ・マグダラオス捕獲作戦を実行する。大きく開けた大陸。どこまでも続きそうな一本道の谷に砦を構え、熔山龍を待ちながらハンター達は準備を急ぐ。…たが、しばらく経っても一向に姿を見せない熔山龍に、ハンター達は呆然と立ち尽くす。胡坐をかき休憩を取るハンターも少なくない。総司令の判断は間違っていたのでは…そんな考えが頭をよぎった時だった。仲間の一人が指をさし、叫ぶ姿が目に入ってきた。振り返り、その指の示す先に目を凝らす。すると、大陸の間にあるはずの谷が、遠くで埋まって見える。まるで大陸と大陸が繋がりこちらに向かって、ゆっくりと侵食を始めている様にも見える。いや、違う!大陸が繋がったのではない!恐ろしく巨大な山がこちらに向かって進んで来ているのだ!総司令の掛け声で、ハンター達は一斉に動き出す!配置に着くと、バリスタの弾が、山に向かって次々と放たれる!用意された弾を手に取り、走り出したハンターもバリスタを山に向け放ち出す!だが、山は歩みを緩める事無く歩き続ける。一斉に放たれるバリスタも効いていないかに思われる姿にハンターは、息を吞む。弾を詰め終わった大砲部隊も次々と砲撃を開始する!降り注ぐバリスタと大砲の弾に僅かに怯むも歩みを進める熔山龍は、砦へと到達してしまう。のしかかってくる山に砦は耐え切れずバラバラと音を立て、崩れていく。ハンター達は翼竜に掴まると次々に飛び去っていく。作戦の第二段階が始まる!ハンター達は、迎撃部隊と潜入部隊に分かれ行動を開始する。背中に降り立ったハンターは、事前に打ち合わせした排熱器官を探すため走り出す!ゴツゴツとした岩の間から溶岩が噴き出る。熱気に包まれ、額に汗をにじませながらも、悪路を進み続け、ついに、それらしき物を発見する。武器を手に、それに向かって渾身の一撃を放つ!赤々とした排熱器官は砕けると同時に溶岩を噴き出す!その衝撃に吹き飛ばされ、身体に付く溶岩を振り払いながら立ち上がると、目の前の排熱器官は冷え固まり黒くなっていた。次の瞬間、上空に現れた何かが熔山龍に向かって急降下する姿を視界に捕らえ、ハンターは、その方角に走り出す!第二段階へと進んだ捕獲作戦。熔山龍に向かって落ちてきた何かを確かめるため走り出すハンター。その先で待ち受けていたモノとは…