【モンハンワールド】ブログ小説⑩

上位ドスジャグラス#22

古代樹の森。木々に囲まれ、様々な植物が芽吹き、動物たちの暮らす森。群れを成し縄張りで暮らすモンスター達がいた。翼竜に摑まり、降り立ったこの地は、始まりの日を思い出す。キャンプを駆け出るハンターの視界に、広大な自然が蘇る。また走り出すハンターは、木々の生い茂る森の中へと入っていく。木漏れ日が差し込め、木々が揺れる、草木が生い茂る広間。群れの中、一回り以上大きい親玉は、頭部から生える立派な鬣を持ち、前脚の爪は獲物を捕らえる為、鋭く尖る。身を隠す場所の多い広間の草陰から見つめる瞳は機会を窺う。歩き回る大きな前脚が目の前に差しかかった時、武器を構え、草陰から勢いよく飛び出したハンターは、傍らに見える草むらから飛び出してきた何かに振り向く大きな頭部に向けて、渾身の一撃を放つ!その衝撃に怯むリーダーに、周りの群れが騒ぎ、ハンターを取り囲む。群れの攻撃をかわしながら、もう一撃食らわそうと、親玉に視線を戻すが、立ち直った巨体の爪が勢いよく引っ搔いてきた!その一撃をかわすことが出来ず、後方に吹き飛ばされ、片膝をつくハンターに、群れが次々に攻撃を仕掛ける!その連続攻撃に痛みを感じながらも、体勢を立て直すハンターの視界に賊竜の突進攻撃が目の前まで来ていた。かわす間もなく、また後方に吹き飛ばされ、地面を転がるハンターを取り囲む群れ。連携の取れた群れと親玉のコンビネーションに、手も足も出ない。このままでは、いずれ倒されてしまう。立ち上がりながら群れの攻撃をかわすハンターは、親玉を横目に捕らえながら、大きく円を描くように回り込んでゆく。次々に飛びかかってくる群れを押しのけ、ガラ空きになった親玉の姿が近づいてきた。狙いを付けた、大きな頭部は口を開き、勢いよく噛み付いてきた!その攻撃を斜め前方に寸前でかわせたハンターは、身体を翻し、傍らに見える頭部に武器を力強く振り切る!勢いよく振られた武器の矛先は頭部をかすめ、その衝撃に大きな頭部がよろめく。怯む頭部に狙いを付けるが、その進路を群れに阻まれる。起き上がった賊竜は、怒り、激しく威嚇する!群れも、その怒りにつられる様に騒ぎ出す!木漏れ日が差し込める木々の広間で、連携の取れた怒りのコンビネーションがハンターを襲う!

上位クルルヤック#23

荒地に広がる山岳地帯。緩やかな傾斜が広がる開けた陸地。その地を好み、背中に大きな甲羅を持つ草食動物は群れで暮らす。近くの岩陰に、敷き詰められた枝の巣を作り、その上に大きな卵がいくつか並び、数頭が交代で卵を見張る。腹を空かせた一頭の鳥竜は、群れの巣へと近ずいてゆく。突然の侵入者に草食動物達は威嚇し出すが、それも、お構いなしに鳥竜は、卵を抱えると、当たり前の様に持ち去ってしまう。川を渡り、緩やかな斜面を登ってゆくと、大きな岩が丁度いい空洞になった、わが家へと辿り着いた鳥竜は、さっそく手に持った大きな卵を割ると、中身を食べ始める。その姿を岩陰から確認したハンターは、武器を握り締め、走り出すと、肌色とオレンジ色に彩られた鮮やかな背中に向かって渾身の一撃を放つ!その突然の衝撃に、飛び上がるように驚いてしまった鳥竜の前脚から卵が滑り落ち、地面に黄色いペイントが施される。睨むように振り向く鳥竜。相当ご立腹の様だ。ゆっくりと武器を持ち直すハンターを横目に、地面を掻き分ける様に掘り始めた掻鳥は、前脚で持つのに丁度いい大きさの石を掘り出すと、それを抱え、傍らに立つハンターに向かって勢いよく殴りつけてきた!その大振りな攻撃をかわしたハンターは、傍らに見える鮮やかな身体に武器の矛先を力強く叩きつける!だが、放たれた一撃は鈍い音を立て、弾かれてしまう。直撃したかに思われた武器の矛先は、体勢を向き直した前脚に持つ硬い石に阻まれてしまったのだ。武器が弾かれ、体勢を崩したハンターの視界に、傍らで身体をのけぞらせ、石を勢いよく叩きつけてくる掻鳥の姿が映る!次の瞬間、勢いよく放たれた硬い石は、ハンターの身体を叩きつけ飛ばす!その凄まじい衝撃に、後方に吹き飛ばされると同時に、激しい痛みが体を襲う!吹き飛ばされた先で地面を転がり、激しい身体の痛みに耐えながら、起き上がるハンターの視界に、狙いを付け、勢いよく跳躍しながら、空中で身体をのけ反らせ、硬い石を叩きつけるように降りてくる掻鳥の姿が目に入ってきた。この勢いづく攻撃をまともに受ければ、命はないだろう。痛む身体に鞭を撃ち、全力で飛び込む様に回避した身体は勢いよく落ちてくる石を寸前でかわし、地面に飛び込んだ身体の周りに砂煙が舞う。かわされた事で前脚に持たれた硬い石は、地面に激しくぶつかると同時に、周りの砂が爆発を起こしたかの様に一瞬で飛び散る!起き上がったハンターの視界の砂煙が晴れてゆく。晴れた視界の先で、ゆっくりとこちらに振り向く掻鳥の前脚には、手頃な石が無くなっている。その地面に視線を向けるとバラバラに砕けた石が横たわっていた。掻鳥はハンターに勢いよく近づくと、前脚で引っ掻いてきた!その範囲の狭い引っ搔き攻撃を、簡単にかわしたハンターは、傍らに見える頭部に向かって渾身の一撃を放つ!その衝撃に、頭に生えるトサカの様な羽が砕け散る!一瞬よろけながらも、すぐに体勢を立て直した掻鳥は、怒り、激しく威嚇すると、また地面を搔き分け出す。また石を待たれると厄介だ。武器を握り締め、傍らの頭部に狙いを付け、力強く武器を振り下ろす!だが、それよりも一足早く石を見つけた掻鳥は、手に持つ石を武器の矛先に合わせる。ハンターの視界に、また鈍い音を立て弾かれる武器の先で、のけぞる様に石を構える掻鳥の姿を目撃する!荒地にある巨岩の空洞。そこに住む、卵泥棒の逆襲が始まる!

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